銀色夏生の詩集以外は
銀色夏生自身のことは何も知りたくないと
思っていた私が
本屋で、この本をペラっと読んだ時
衝撃が走った。
それは、銀色夏生が孤独なひとりで
いるってことに・・・
作家のことを知りたくないと思っていても
知ってしまう情報はある。
ずっと、男性だと思っていた銀色夏生が
女性だったこと。
結婚していて子供がいること、など。
もしかして、離婚したんだろうか・・・?
そして、私は、この本を持って
レジに向かっていた。
今、別のやたらめったに長編小説を読んでいて
息抜きのつもりで
ああ、そういえばと、この本をめくった。
銀色夏生自身が、綴る思考の数々。
これは、私が、銀色夏生から卒業するための
一冊なんだろう、と悟った。
銀色夏生が、50を過ぎ
多分、60代?
読み進んでいったら、離婚をしていた。
でも、それは自分で選びとった選択。
10代の時に、銀色夏生の詩に共感して
50代になって、銀色夏生自身を知った。
これからは、詩集を出すペースは減ると
書いてあった。
たしかに、あまり詩集は出ていなかった。
銀色夏生も、歳をとって
次の段階に入って、見方も考え方も変わって
これからも、変わっていくんだろう。
心配していた、孤独とやらは
私が考えるような孤独ではなく安心した。
コロナ禍で書いた本だった。
共感する部分、共感できない部分
いろいろあったけど
今まで、素敵な詩集をありがとう。
本との出会いは、タイミングだ。
私は、きっと、銀色夏生から
卒業する時期だったんだろう。
