放課後の教室

ドラマ、映画、本、感想ブログ

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あんぱん

アンパンマン」の作者・やなせたかし

その妻をモデルにしたフィクションの朝ドラ。

 

幼稚園の頃、「アンパンマン」の

絵本に夢中になった思い出があるので

楽しみに見始めた。

 

主人公・のぶは、おてんばで元気な少女。

内気な少年で転校生の嵩と知り合う。

 

嵩は、母親が再婚のため自分たちを

置いていったこと

のぶは、父親が急死したことなど

幼いながらに悲しみを抱えていた。

 

幼なじみのふたりが恋に発展し

結婚すると思っていたら

嵩が、なかなか告白する勇気が出ないまま

のぶは、父の友人の息子・次郎と

お見合い結婚してしまう。

 

嵩も、嵩の弟も、のぶのことが

好きなので、さすがヒロインモテモテだ。

 

次郎が、すごく、いい人で

のぶを大切にするので

次郎が、病気で亡くなってしまうのは

残念だった。

すごく、お似合いの夫婦だったから。

 

のぶは、戦時中、愛国心の塊で

教師をしていたが日本が戦争に負けて

信じていた世界が一変してしまう。

嵩の方は、戦地に向かうことに。

 

ここらへんから、ずっと戦争の話で

正直、挫折しそうになった・・・

 

まだまだ、「アンパンマン」の登場は

なさそうだった・・・

パートナーに早く「アンパンマン」の話に

なってほしいって言ったら

アンパンマン」の話になったら

それが最終回だよって言われて

ええーーーとw

 

のぶの妹・蘭子は好きな人が戦死していて

それを、ずっと抱えて生きているし

嵩も、のぶも「逆転しない正義」とは何か?

を考えながら再婚。

 

嵩の方は、マンガ家を本業にすると決めたものの

手嶌治虫の作品に焦りを感じながら

三星百貨店を辞めないし

マンガ以外の仕事ばかりして

まったくマンガを描けずにいたので

そもそも、やなせたかしにマンガ家って

イメージはないんだけどな???

絵本作家ではないの???

と、思いながら見ていた。

 

物語の中で、ずっと戦争の影を感じていた。

 

やっと、この物語は、戦争をテーマにした

作品だったんだって気づいた。

 

ドラマは、フィクションなので

本当に、「アンパンマン」の絵本が不評だったのかは

実感としてない。

 

幼稚園の休み時間、「アンパンマン」の絵本は

いつも誰かが貸出中で

なかなか読めないほどの人気だった。

 

もし、当時の「アンパンマン」のライバルは

何だったのか?と考えると

自分的には、手塚治虫作品ではなく

藤子不二雄の「ドラえもん」だったと思う。

 

大人になってから

アンパンマン」がアニメ化して

そんなにキャラクターいたんだ?と驚いた。

 

自分が読んでた絵本には

アンパンマンジャムおじさん

ばいきんまんしか登場していなかったから。

 

のぶと嵩には、子供がいなかったので

アンパンマンたちが、ふたりの子供のように

愛されて物語は終わった。

 

途中、のぶと嵩が、広い家に引っ越すと

のぶの母親も同居することになるし

嵩の母親も同居させようとするので

お互いの親が一緒に暮らしたら

フツーは、いろいろ問題が起こりそうだし

イヤだけどなw

 

主題歌とオープニングは明るくポップなのに

内容は、明るくポップなものではなかった。

戦後80年を迎えるので

戦争をテーマにした朝ドラにしたんだろうなとは

思うけど。

賜物

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