岩井俊二作品。
「リリィ・シュシュのすべて」は
タイトルから、想像していたストーリーとは
まったく、違っていた・・・
現実の酷いいぢめと、リリィ・シュシュの音楽やネットの世界に
のめり込んでいく少年の物語だった・・・
「リリィ・シュシュ」は、まるでキーワードのように
使われている。
物語に出てくる少年少女たちは、皆
「リリィ・シュシュ」に魅了されている。
信者だ。
私が勝手に思うのは
「リリィ・シュシュ」は、唯一の救いだったのかな・・・
と、思う。
いぢめの首謀者の少年も、いぢめられる少年も
強姦される少女も、売春させられる少女も・・・
それぞれが、つらい・・・
ネットでココロを交わした相手が
いぢめの首謀者と、いぢめられてる少年で
それをキッカケに和解するなんて
そんな、優しい世界なんかじゃなかった・・・
ただ、ほんとに優しくない世界に
「リリィ・シュシュ」の優しい歌声だけが響く・・・
思春期のよくわからない世界だと言ってしまえば
そうなんだけど
よくわからないながらも
残酷な作品だ。
もしも、自分が10代であったのなら
刺さったのかな?
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