アマプラオリジナルドラマ。
たまたま、予告を見て
なんとなく切なそうなドラマだなって思って
作業しながら流そうと思いつけた。
高校生の美枝子と槙雄は親友同士。
ふたり一緒に入ったバイト先で大学生の永慈と知り合う。
3人一緒に楽しく過ごしているうちに
永慈は慎雄を好きになり、つき合い始める。
予想通り、切ない話だった。
美枝子が、実は槙雄を好きだってことに
気づかず好きだとわかった時には・・・
とか
ずっと3人でいたかったのに
いろんな壁があって別々になってしまう・・・
とか、いろんな切ない系を想像していたw
どれも違ったw
ふたりの交際を美枝子は祝福していて
永慈の妹も祝福していた。
ところが、寛容だと思っていた父親の大反対に合う。
父親の大反対の理由を
唯一、槙雄は知っていて
永慈の父親も大好きだし言い分もわかると・・・
なんで、父親は自分の息子には事実を
話さないんだろうね?
3人を呼び出したと思ったら
後継者とか孫とか言い出すし・・・
槙雄に話してた理由とまったく違うこと言い出すし・・・
そりゃ、永慈も反発するよ・・・
事実を知らない美枝子は
後継者とか孫ってワードだけで
じゃあ、ふたりの子供を私が産めばいいって言い出す。
ふたりに別れてほしくない。
そんな、ふたりとずっと3人でいたい。
純粋なキモチで、そう思うんだよね。
だけど、実際、美枝子が妊娠して
つわりが始まったりして・・・
美枝子を心配する永慈と美枝子のことばかりで
俺のキモチは考えてくれないの?の槙雄は
ケンカするようになる・・・
ふたりを別れさせないための捨て身の覚悟だった
美枝子自身が、ふたりをバラバラにしてしまう原因になる・・・
これは、切ないよね・・・
自分が思ってなかった方向へ行くって・・・
赤ちゃんが無事、産まれて
永慈も感動して美枝子に、お礼を言う。
そこへ永慈の両親が会いに来て謝罪をする。
なんか・・・
かなり納得できない。
これって、結局、永慈の父親の思う壺だったじゃん・・・
女性と結婚して孫を産んでほしいって・・・
永慈は、美枝子のことを好きって思うようになるし
もともと、年下のかわいい女の子だと思ってたと思うけど
恋愛の好きではなかったんだよね。
でも、自分たちのために赤ちゃんまで産んでくれた
美枝子を好きになっていってた。
ふたりの前から姿を消した槙雄は
どうしてるんだろう?
後半は、槙雄の暮らしに切り替わる。
偶然、同じアパートに小学校の頃の同級生・朝人と
再会する。
槙雄って、学生時代から、かなりモテていたのに
寂しい生活を送っていた。
同級生だった朝人も、自分は仲間に入っていけないタイプだったけど
槙雄は仲間の中心にいる人物だったと話してるから
根っからの人懐っこい性格のまま育ってたんだろう。
そこへ、永慈と美枝子の件が大きくのしかかって
陽キャな印象が消えていた・・・
そんな寂しい生活の中でも
槙雄と朝人は、徐々に距離が近づいていく。
朝人から、きちんとふたりと話し合って
終止符をうった方がいいと背中を押され
ふたりに会いに行く。
数年ぶりの3人の再会・・・
これで、また3人で一緒に!!
とは、ならないんだろうな・・・
永慈と美枝子の帰り際の会話を聞いて
「もう、夫婦じゃん」
と、笑顔で見送る槙雄。
その槙雄に朝人が、えらかったねって
言葉をかける。
でも、槙雄は永慈のこと好きなままなんだよね。
そして、家に帰って
ひとりになった永慈も槙雄のことを
たくさん思い出して泣くんだよね・・・
永慈も槙雄のこと好きなままなんだよね。
切ないな・・・
好きなまま離れるって、一番切ないよ・・・
最後は、槙雄が初めて子供と会いたいと思ったと
朝人に話し
美枝子&子供と合流して小さな散歩をして
おしゃべりを交わし
それじゃって終わる・・・
ずっと、3人でいたかっただけなのにね・・・
3人でいるために、すごく悩んで悩んで
正解なんてわかんなくてしたことなのにね・・・
現実は残酷だよね。
まるで映画のような作りで個人的には好き。
私が、昔、読んだアメリカを舞台にしたマンガでは
親友の女性に子供を産んでもらって
その子供を育てるゲイのシングルファザーの話があった。
日本って国では、今でも同性愛って差別されるし
子供の戸籍の問題やらなんやらで
やっぱり結婚した方がいいってなっちゃうんだよね。
3人でいられなくなるのは予想ついてたけど
予想よりも残酷で切なかった。
美枝子役の女優さんが、若い頃の蒼井優に
少し似てた。