放課後の教室

ドラマ、映画、本、感想ブログ



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朔が満ちる

窪美澄の小説。 読んでみて、やっぱり、この作者の作品 好きだなー、と思った。 主人公・史也は、父の家庭内暴力の中 育った。 28歳になった今も、少年期の過去から 解放されていない。 舞台は、青森と東京。 この物語には、史也以外 史也の妹・千尋、水希…

しょうがの味は熱い

綿矢りさの小説。 同棲する奈世と絃のすれ違いを描いた物語。 大学生の時に、付き合って すぐに同棲したふたり。 同棲して1年近くといえば ラブラブなはずなのに・・・ 奈世の隣に絃がいるのに絃に会いたいと 強く求めているし 絃は、几帳面だし、奈世には…

Nの逸脱

夏木志朋原作小説。 ◯場違いな客 ◯スタンドプレイ ◯占い師B と、3編の短編集。 共通するのは「常緑町」を舞台にしている。 どの物語も、軽すぎず重すぎない とても読みやすかった。 逸脱したその先が、地獄ではなく 前向きな話になっている。 私が、想像し…

風葬の教室

山田詠美の小説。 こちらも、昭和の頃に書かれた作品。 小学生の陰湿ないぢめが描かれる。 主人公の杏は、転校生で 外見も可愛くて、服装もおしゃれ。 クラスメートたちは、みんな幼稚で 杏をいぢめの標的にしてからは 担任の女先生までも加わる始末・・・ …

蝶々の纏足

山田詠美の小説。 引っ越しで、隣同士になった 幼なじみで親友の美しいえり子。 主人公・瞳美は、子供の頃から 彼女からの束縛から開放されたがっており 高校で、ようやく麦生と出会い 開放される物語だ。 えり子は、瞳美を自分の引き立て役に 選んだと瞳美…

ファーストクラッシュ

山田詠美の小説。 父が引き取った少年が、裕福な高見澤家に 波紋を呼ぶ。恋愛小説。 高見澤家の次女・咲也 長女・麗子、三女・薫子。 それぞれが、父の愛人の息子・力に 翻弄されるけど・・・ 想像していたのと、かなり違ったな。 まず、いつの時代設定なの…

晴天の迷いクジラ

窪美澄作品。 24歳の由人 48歳の野乃花 16歳の正子 生きることを止めようとした3人が 迷い込んだクジラを見に行くことになる物語。 やっぱり、窪美澄は長編の方が合ってる。 登場人物のひとつひとつの描写が 丁寧に描かれていて 各キャラの抱える絶望…

雨のなまえ

窪美澄の短編小説。 最近、大好きな作家さんだ。 窪美澄は、短編より長編の方が向いてる気がする。 「雨のなまえ」 出産を間近に控えた妻に怯える男 「記録的短時間大雨情報」 パート先で働く大学生に恋する中年の主婦 「雷放電」 美しい女と二人だけの世界…

むらさきのスカートの女

芥川賞受賞作。 今村夏子。 2019年に新刊で買った、この小説は 2回ほど挫折を繰り返しw やっと、読破しました。 近所に住む「むらさきのスカートの女」と 呼ばれる女性と「ともだち」になりたいと 思いながら「むらさきのスカートの女」の 生活を観察…

よるのふくらみ

窪美澄の小説。 続きが気になって3日で 読み終わってしまった。 同じ商店街で幼なじみとして育った みひろと、圭祐、裕太兄弟。 圭祐と同棲してるみひろは 長い間、セックスレスに悩み そんな自分に罪悪感を抱いていた。 この小説は、みひろ視点 裕太視点、…

ひらいて

綿矢りさ原作。 綿矢りさは、デビュー時から ずっと、好きな作家なので この作品も読んだ。 女子高生・愛は、想いを寄せる男子生徒 たとえに、つき合ってる彼女がいることを知る。 最初は、愛のたとえに寄せる恋ゴコロが 綴られていくが たとえの彼女が同級…

やまなし

宮沢賢治作品。 教科書に載っていた作品で 蟹の兄弟がメインの物語。 やまなしは、山伏のことではなく 梨のことだと教わった。 授業の時、班で朗読劇をすることになって 私は、弟蟹の役をやった。 それが、すごく、うれしかった。 クラムボンが、何なのか? …

水やりはいつも深夜だけど

窪美澄の短編集です。 目次 ちらめくポーチェラカ サボテンの咆哮 ゲンノショウコ 砂のないテラリウム かそけきサンカヨウ ノーチェ・ブエナのポインセチア <ちらめくポーチュラカ> 学校の女子グループの呪縛から やっと開放されたと思ったら ママ友という…

恋教室

当時、できたばかりの本屋で 買いたいマンガもなく かなりの頻度で本屋に行ってたけど 立ち読みばかりする学生でしたw 少女向けのティーンズハートという小説が 流行っていて何気なく表紙買いをした。 当時、ラノベはなく マンガを小説にしたような読みやす…

流浪の月

広瀬すず&松坂桃李主演映画。 公開日前日に、突然、観に行こうと思って 観た映画。 原作小説の小説家の名前に 見覚えがあった。 テレビで、女流作家が3人対談する番組を 見た時、ひとりBL作家がいた。 もしかして、その作家なんじゃ? と、思ってググった…

かわいそうだね?

綿矢りさの小説。 綿矢りさは好きな小説家のひとり。 百貨店で働く主人公・樹理恵は 彼氏・隆大と順調につき合っていたが 無職で家賃が払えない元カノ・アキヨを 家に居候させると言い出し・・・ ちょっと前にやっていたドラマ 「獣になれない私たち」でも …

タイニーストーリーズ

山田詠美の小説。 21篇の短編集。 山田詠美の小説は、かなり好きだったから 買って読んでみたけど ちょうど、初めて読んだ「放課後の音符」も 短編集だったな、と。 でも、「放課後の音符」は学生向きだったかも。 「タイニーストーリーズ」は、かなり大人…

勝手にふるえてろ

綿矢りさの小説。 綿矢りさが好きで、一気に読んだ。 26歳OLの江藤良香が主人公。 中学から片想いをしている「イチ」と 良香に告白してきた「ニ」との 恋愛小説だ。 恋愛小説と言っても 片想いをこじらせた痛い女性の物語だ。 これは、片想いをしたこと…

リカ

本屋で、気になって立ち読みした小説。 当時、このタイトルだったっけ? 選考時のタイトルが「黒髪の沼」だったらしいけど 初版の時には「リカ」になってたのかな??? なんとなく文庫本になって あ、タイトル変えたんだ?と思ったんだけど。 既婚者の男性…

銀色夏生

高校時代、電車通学で 定期をもっていたので たまに途中下車する駅の本屋で 「銀色夏生」の詩集が平置きされていた。 それもかなりの量だったと思う。 時代は、まさに「銀色夏生」ブームだった。 私は、まったく本を読まない人間だったので 本が大好きな親友…

生きるとか死ぬとか父親とか

ジェーン・スーさんのラジオが好きな 知り合いから、radikoで聞いてみてと 言われて、一時期radikoで聞いていた。 人生相談とか、めっちゃおもしろいよ! と、勧められたけど ほんとに、おもしろかったw そのスーさんのエッセイ小説が出て 買ったけど、数ペ…

娼年

初めて買った石田衣良の小説。 内容や文章の書き方から、てっきり石田衣良は 女流作家だと思っていたw バーテンダーのバイトをしている大学生 リョウが主人公。 ひょんなことから会員制ボーイズクラブの オーナー静香のテストに受かり娼夫になる。 「娼夫」…

柔らかな頬

昔、ネットで、この本の紹介を読んで 買って読んだと思う。 かなり、モヤモヤしてて ずっと覚えていたのに 最近まで忘れていたから ブログに残しておきたいと思った。 読んでも、読んでも、難しくて 映画化された時も、見た。 けど・・・ 結局、犯人はわから…

犬の方が嫉妬深い

内田春菊の本は、ほとんど図書館で読んでいたけど もともと、マンガ家であることも知らなかったし 結構、好き嫌いにわかれる人だと知った。 引っ越しで図書館に通えなくなって 「犬の方が嫉妬深い」を買った。 二人目の夫との生活と、新しい彼氏の話。 一人…

蒼い時

山口百恵の自叙伝。 この小説は、ママがハードカバーで持っていた 大切な愛読書だった。 ママのことを知る上で、百恵ちゃんは避けて通れないほど ママは、百恵ちゃんの大ファンだった。 ママが持っていた小説は、知人に貸したら 戻ってこなくなったと言って…

母性

湊かなえの本を、きちんと読んだのは この本だけだ。 そして、湊かなえ自身 「これが書けたら作家を辞めてもいい。 その思いを込めて書き上げました。」 そんな覚悟をするくらいの作品なんだ? 湊かなえ作品は、ドラマで、いくつか見た程度で 本は、まったく…

ファザーファッカー

内田春菊の本で、初めて読んだ作品。 養父から性的虐待を受ける中学生の主人公・・・ そして、それを知ってて止めない母親・・・ 性的虐待を受けない世渡り上手な妹・・・ 読んでて思ったのは、この家庭が狂ってるということ。 母親なら、死ぬ覚悟で止めない…

サラダ記念日

中学の頃、流行っていた。 国語の授業でも、紹介されるくらい。 「この味がいいね」と君が言ったから7月6日はサラダ記念日 だから、それがどうしたって言うんだ。 くらいには、興味がなかった。 いつものように、双子の親友と図書室に行くと 当時、好きだ…

君の知らないところで世界は動く

「セカチュー」と同時に買った 片山恭一の本、最後に読んだ3冊目w どうやら、この作品がデビュー作? らしい。 高校生の主人公と、恋人のカヲル。 破天荒な性格で有名人である親友ジーコ。 不思議な絆で結ばれた3人。 3人は、楽しい高校生活を過ごす。 …

満月の夜、モビイ・ディックが

「セカチュー」と一緒に買った 片山恭一の本の1冊。 ストーリーは 家庭崩壊で失われた自分の居場所を求めて モーツァルトとバス釣りが好きな大学生・鯉沼。 謎めいた同級生・香澄に恋をする。 香澄の言動に、いまいち彼女を理解できないっすw そんな中、ぶ…