山口百恵の自叙伝。
この小説は、ママがハードカバーで持っていた
大切な愛読書だった。
ママのことを知る上で、百恵ちゃんは避けて通れないほど
ママは、百恵ちゃんの大ファンだった。
ママが持っていた小説は、知人に貸したら
戻ってこなくなったと言っていた。←借りパク・・・
まだ、私は子供だったし、今のように
Amazonとかなかった時代だったから
買い直してあげることができなかったな・・・
14歳でデビューし、21歳で引退した
大スターだった百恵ちゃん。
人気絶頂期に結婚を機に引退し
一度もメディアに戻ってこなかった潔さも有名だ。
そんな百恵ちゃんは、ママと歳が近いこともあったし
母子家庭という共通点も一緒だった。
仕事のこと、裁判のこと、恋愛のこと
家族のこと・・・
私は、裁判のことは知らなかったので
裁判したんだーと思いながら読んだ。
それにしても、昔から、マスゴミはゴミだな。
百恵ちゃんは、歌のせいで早熟なイメージを
もたれていたそうだけど
私は、逆に百恵ちゃんは清純で幼い印象に感じた。
今、百恵ちゃん主演のドラマをレンタルしてるので
やっぱり、印象は変わらない。
歌ってる百恵ちゃんは、カッコいいなって思うけど
ドラマの百恵ちゃんは、かわいい感じ。
夫となる三浦友和と、7つも歳が離れていたことに
驚いた。
10代にとって7つ上って異性として
見られないんじゃないかって思うだろうし
20代にとっても、10代が子供に感じたりもするだろう。
そんな、ふたりが少しずつ歩み寄って
ふたりの時間を大事にした結果
恋人になり、夫婦になったんだなって思うと
なんていうか、素敵だなって思う。
「蒼い時」を読んでいると、百恵ちゃんの
生真面目さが伝わってくる。
きっと、何事にも真剣に取り組んでいたんだろう。
21歳で結婚、引退。
私は、引退コンサートも入っているDVDを
ママにプレゼントしたことがあった。
百恵ちゃんをテレビで見ることはなくなったけど
三浦友和がドラマに出ると、うれしく感じたりした。
マスゴミが、百恵ちゃんの隠し撮りを
週刊誌に載せるたび
ママは、怒っていた。
「百恵ちゃんは、引退したんだから
そっとしておいてほしい!!」
ファンガチ勢の真っ当な言葉だと思う。
ママは、百恵ちゃんが幸せな家庭を作って
幸せになってほしいと言っていた。
これから、結婚して子供も産みたいって
若い頃の百恵ちゃんが書いた小説は
年齢よりも、かなり、しっかりと自分の意志を
もった人に感じたし
その後、二人の息子に恵まれ
きっと、今も、幸せなんだろうなって感じる。
ママは、この小説を、きっと何度も何度も
読んだんだろうな。
当時は、ショッキングな小説として
批判も多かったらしいけど
今は、時代も変わり、別にショッキングに
感じる部分はない。
百恵ちゃんの人生、ママの人生を
重ねながら読んだ。
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